題目:ノーベル賞受賞までの道
ノーベル賞をとれた理由について中村博士より
「大手は1つなにかを決めようとすると稟議・稟議で1か月以上かかる、このスピード感でおこなっていると、日本はほかの国に負けてしまう。これからの時代は大手ではなく、中小企業がアイデア一つで勝負していく時代であり、アインシュタインも大学をでていない。学歴は関係ないと思う」と話をされました。
「アメリカに留学させてもらった際、博士は最低1千5百万もらえるのに修士課程は300万円と開きが大きく、アメリカこそ学歴社会であり、待遇が顕著であった。
その悔しさをバネにがんばってきたこともあり、博士課程を働きながら取得した」と話をされました。
「良いものをつくっても、日本の市場だけならばよいが、世界の市場を考えると交渉力もないので、大手は今後、組織体系が上下関係では生き残っていけないと思う」と、さらに
「横つながりのフラットな感じではないと、良いものは開発できない」と提言されました。
開発が進むまでは会社から「まだ会社にいたの?いつ辞めるの?」と言われて続けていたそうです。
グーグルや大手パナソニックや東芝などの開発予算は100億円以上なのですが弱小企業で予算もなく、地方の企業でしたので、ひとりですべてを行い開発されたそうです。
特許のときも、先方は弁護士10人ぐらいの団体で、中村先生の陣営は中村先生と弁護士1人で戦ったとのことで結果はどうでれあれ、自分は騎士のつもりで戦っていたとのことでした。
ノーベル賞までのいきさつを伺い、このような精神の持ち主なのでノーベル賞を受賞されたと感じました。
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